ガイア倶楽部通信

コーヒーは胃に良くない、と思っておられませんか。今回は、そんな人にお勧めのニュースを紹介しましょう。


全日本コーヒー協会は今月13日に、コーヒーサイエンスセミナーを開催しました。二人の研究者が各々コーヒーが主要な上部消化器疾患の発症と関連しないこと、コーヒーが動脈硬化を抑制することについて報告しました。

消化器疾患について報告したのは東京大学病院消化器内科の山道信毅氏。9517人の健康な成人を対象にコーヒー摂取と胃潰瘍，十二指腸潰瘍，胃食道逆流症，非びらん性胃食道逆流症の関連を検討した結果，コーヒーはこれらの四つの上部消化管疾患の発症とは関連は認められないと述べました。同氏は、「コーヒー摂取が胃酸分泌を促進するのは明らか」としつつ、コーヒー摂取によるリラックス効果などで「総合的に見てコーヒー摂取は消化管疾患を発症させない」と結論づけました。

一方、コーヒーが動脈硬化を抑制することについて発表したのは防衛医科大学の近藤春美氏。コーヒーポリフェノールのHDLを介した抗動脈硬化作用について報告しました。




コーヒーは胃に悪い、というけっこう根強い思い込みが改めて否定されて一安心。こうした情報を、私たちがコーヒーを賢く楽しむのに役立てたいものです。

空腹時にコーヒーだけイライラしながらガブ飲みするのはNG。食後の一杯や、空腹時にはお茶菓子などと一緒にリラックスして楽しむようにすれば、上部消化器疾患の心配なく動脈硬化を抑えられますね。またピロリ菌のリスクに要注目、喫煙者はぜひとも禁煙を！といったあたりも押さえておきましょう。

詳しくは、下のリンク先をご覧ください。図表を使って分かりやすくリポートしています。

◆マイナビニュース
「コーヒーを飲むと健康になれる!? - コーヒーに秘められた医学的な効能とは」 [2012/09/24]







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