2012年07月28日
ペルーのオーガニック・コーヒー
日本ではまだブランドとして確立されていないマイナーな地域で栽培されたコーヒーにも、優れたものが少なくないと感じます。「これはぜひ販売したい」と思っても、流通、需要、コストなどの制約があって思うようにはいかないのですが、これまで扱ったものでは中米のホンジュラス、コスタリカやアフリカのケニアなどが印象に残っています。
現在扱っているものではペルーでしょうか。ペルーのコーヒーといってもピンと来ない人が多いと思いますが(自分もそうでした)、これが意外にもがんばっているんですよ。地図を見るとわかりますが、ペルーはブラジル、コロンビアというコーヒー大国と国境を接しているわけですから、実は意外でもなんでもないのかもしれませんね。
ガイア倶楽部で今、扱っているペルーの豆 Peru・Cusco Organic は、クスコ州のキリャバンバ地区で栽培されたオーガニック認定品です。やや深めの焙煎で、穏やかなアロマ、酸味はあまりなくて、ほろ苦さとコク、しっかりしたボディのふくらみが味わえます。焙煎を浅くするとまた違ってきますが、強い個性を主張するのではなく、どっしりとしていて、でも決して鈍重ではない地味に美味しい豆という感じです。
見にくいですが、左から2つ目です
農園は、インカ帝国の古都クスコの北西、世界遺産で有名な謎の空中都市マチュピチュの向こう側にあります。高峻なアンデス山脈の斜面、標高1500mを超えたところに位置する栽培地は、高地ならではの気温差、火山灰質の肥沃な土壌、アンデスの雪解け水、熱帯の豊富な降雨と高品質のコーヒー栽培にはうってつけの条件を備えています。繁茂する樹木は農園のために伐採されるのではなく、コーヒーチェリーを直射日光から遮るシェードツリーとして利用されています。こうして環境を守りながら、無農薬有機農法によって栽培されるところが本当に素晴らしいと思います。フェアトレード・コーヒーであることも付記しておきます。
沖縄とペルーは移民というつながりがありますし、2世、3世の方たちの話ではペルーの人たちは自国のコーヒーに誇りを持っているようです。意欲的な生産者が、貧しい中でも栽培技術や品質管理、マーケットの動向に関心を払いながら一生懸命栽培しているコーヒーを、何の力もないけれど応援していけたらと思っています。皆さんも機会があったらぜひ飲んでみてください。
現在扱っているものではペルーでしょうか。ペルーのコーヒーといってもピンと来ない人が多いと思いますが(自分もそうでした)、これが意外にもがんばっているんですよ。地図を見るとわかりますが、ペルーはブラジル、コロンビアというコーヒー大国と国境を接しているわけですから、実は意外でもなんでもないのかもしれませんね。
ガイア倶楽部で今、扱っているペルーの豆 Peru・Cusco Organic は、クスコ州のキリャバンバ地区で栽培されたオーガニック認定品です。やや深めの焙煎で、穏やかなアロマ、酸味はあまりなくて、ほろ苦さとコク、しっかりしたボディのふくらみが味わえます。焙煎を浅くするとまた違ってきますが、強い個性を主張するのではなく、どっしりとしていて、でも決して鈍重ではない地味に美味しい豆という感じです。
見にくいですが、左から2つ目です
農園は、インカ帝国の古都クスコの北西、世界遺産で有名な謎の空中都市マチュピチュの向こう側にあります。高峻なアンデス山脈の斜面、標高1500mを超えたところに位置する栽培地は、高地ならではの気温差、火山灰質の肥沃な土壌、アンデスの雪解け水、熱帯の豊富な降雨と高品質のコーヒー栽培にはうってつけの条件を備えています。繁茂する樹木は農園のために伐採されるのではなく、コーヒーチェリーを直射日光から遮るシェードツリーとして利用されています。こうして環境を守りながら、無農薬有機農法によって栽培されるところが本当に素晴らしいと思います。フェアトレード・コーヒーであることも付記しておきます。
沖縄とペルーは移民というつながりがありますし、2世、3世の方たちの話ではペルーの人たちは自国のコーヒーに誇りを持っているようです。意欲的な生産者が、貧しい中でも栽培技術や品質管理、マーケットの動向に関心を払いながら一生懸命栽培しているコーヒーを、何の力もないけれど応援していけたらと思っています。皆さんも機会があったらぜひ飲んでみてください。
Posted by ぎんばいか at 23:28
│コーヒーのこと