2012年11月23日
イエローページの紅茶商
2002 ヨーロッパへ行ってみた その18
英国といえば紅茶の本家。ロンドンでは、紅茶の仕入れができるような取引先をあたってみるつもりでした。その頃、ガイア倶楽部ではまだ紅茶を扱っていなくて、良い仕入先はないかと動き始めたところだったのです。
といっても、自分は商売なんて素人だし、情報もコネもなし。そもそも英語が悲しいくらいできない。無理に決まっている、と思うのが普通なのかもしれませんが、私はそうは考えませんでした。
新大陸へ渡ったイギリス人だって、東南アジアへと出かけていった15世紀の琉球人だって、現地の言葉なんてろくにわからなくても交易を始めたではないですか。要するに「売りたい」側と「買いたい」側がいて、条件さえ合えば取引は成り立つはずだ。スマートな商談やハードなネゴは無理でも、結局は条件が折り合うかどうか、それだけではないだろうかと考えたのです。
それで何をしたかというと、ホテルにあったイエローページ(タウンページみたいな電話帳)を借りて、紅茶の輸入業者を探してみました。そこからわかりやすそうな住所の数件をピックアップ、地図を見て行きやすそうなターゲットを決めます。
写真はイメージ画像です
次に辞書で「運賃」とか「支払条件」といった用語を調べておき、予想されるやりとりをシミュレーションしておきました。
準備はそれだけ。あとはアポも取らずに突撃です。だってアポを取ろうにも、電話だと相手が何を言っているのか聞き取れないまま “the end” となる恐れが濃厚ですし。
そうして選んだD社は、地図で見た感じだと、ピカデリーサーカスから10分もあれば行けそうな便利な場所にあるようです。さて、どうなることでしょう。(続く)
2002 ヨーロッパへ行ってみた-その1
英国といえば紅茶の本家。ロンドンでは、紅茶の仕入れができるような取引先をあたってみるつもりでした。その頃、ガイア倶楽部ではまだ紅茶を扱っていなくて、良い仕入先はないかと動き始めたところだったのです。
といっても、自分は商売なんて素人だし、情報もコネもなし。そもそも英語が悲しいくらいできない。無理に決まっている、と思うのが普通なのかもしれませんが、私はそうは考えませんでした。
新大陸へ渡ったイギリス人だって、東南アジアへと出かけていった15世紀の琉球人だって、現地の言葉なんてろくにわからなくても交易を始めたではないですか。要するに「売りたい」側と「買いたい」側がいて、条件さえ合えば取引は成り立つはずだ。スマートな商談やハードなネゴは無理でも、結局は条件が折り合うかどうか、それだけではないだろうかと考えたのです。
それで何をしたかというと、ホテルにあったイエローページ(タウンページみたいな電話帳)を借りて、紅茶の輸入業者を探してみました。そこからわかりやすそうな住所の数件をピックアップ、地図を見て行きやすそうなターゲットを決めます。
写真はイメージ画像です
次に辞書で「運賃」とか「支払条件」といった用語を調べておき、予想されるやりとりをシミュレーションしておきました。
準備はそれだけ。あとはアポも取らずに突撃です。だってアポを取ろうにも、電話だと相手が何を言っているのか聞き取れないまま “the end” となる恐れが濃厚ですし。
そうして選んだD社は、地図で見た感じだと、ピカデリーサーカスから10分もあれば行けそうな便利な場所にあるようです。さて、どうなることでしょう。(続く)
2002 ヨーロッパへ行ってみた-その1
Posted by ぎんばいか at 23:00
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